6月2日・9日に高校2・3年生が宝仙幼稚園での実習を行いました。
緊急事態宣言下での実習ということもあり、こども子教育宝仙大学のお力をお借りし2・3年生全員にPCR検査(モニタリング)を行いました。全員「陰性」の結果となり今回の実習を実現することができました。
宝仙学園だからこそできる高大幼の連携です。
コロナ禍の中での「実習」授業はやはりはハードルが高く昨年は「中止」とした実習もありましたが、今年は宝仙幼稚園の全面協力のもと実習をさせていただくことができました。
過去に実習経験がある3年生は実習前は和やかな雰囲気でしたが幼稚園につくとみんな真剣モード。
各クラスの担任の先生としっかりと打ち合わせをし、園児が来る前の清掃からスタート。担任の先生は園児の様子も見ながら的確に実習生に指示を出してくださいました。
まさに背中にも「目」がある!先生方のプロフェッショナルさを感じました。
園児が到着すると着替えを手伝い外遊びへ。大忙しです。
園児たちにとっては高校生のお姉さんも「先生」です。普段、生徒としての姿しか見ていませんが「○○先生」と園児から呼ばれている姿を見て少し誇らしい気持ちになりました。
この日はみんなで体操をする日だったので、高校3年生が全員で体育祭で披露した『Mela!』を踊りそのあとパプリカを園児たちと一緒に踊りました。
その後は園庭で遊んだりクラスに戻ってのプログラムがあったり年齢によってプログラムが違いました。
お昼の時間も一緒です。お昼の配膳やコロナ禍の中の対策としてアクリル板での仕切りがあったりと幼稚園でも様々な感染予防対策をしていることを実感できました。その分、やはり現場にいらっしゃる先生は大変だな・・・と思いました。
生徒の振り返りの中でもコロナ禍の大変さというワードはたくさん出てきました。先生方の日々の努力の上で安心・安全な園児の生活が成立していることを身をもって知る事が出来たと思います。
今回、取材に行ってみて感じたことは「先生方がマジシャン!!」ということです。次から次へと出てくる園児を飽きさせない工夫やそこにしっかり学びがあり園児がずっと楽しそうにしていました。
そのスキルを間近で見て感じられたこと。それは生徒にとって大きな収穫だったと思います。
そして何より園児たちの楽しそうな姿にきっと「幼稚園(保育園)の先生っていいなぁ」と改めて思えたとはずです!!
昨日、実習を終えた2年生は教室に戻ってきたときに「女子部に入ったのは実習があったからだから今日実習が出来て本当に良かったです」と言ってくれました。
その言葉が全てだなと思います。
今回、実習に向けてお力を貸していただいたこども教育宝仙大学の先生方、そして何より充実した実習を実現させてくださった宝仙幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。
入試広報部 氷室 薫