ダンス部にとって最も忙しくまた最も緊張感がある季節がズバリ「夏」です。どの部活もそうだとは思いますが、ダンス部の多くの全国大会の予選が7~8月にあります。高Ⅲにとっては最後の「夏」。どの学校も本気です。もちろん本校ダンス部もです。
年間の中で最も練習量が多くなる夏休み。作品を完成させるためには「踊り込み」が大切です。昨年、登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」が一世風靡をしたので高校ダンス部の練習の厳しさだったりハードさをTV等で見る機会も増えたように思います。大会作品の制限時間は2分30秒。その2分30秒を最初から最後までフルパワーで踊るため(表情なども含め)には相当な体力が必要です。
と同時に、怪我をしないように、疲労をどう回復させるか、どのタイミングでオフや休憩をいれればいいか・・・このあたり非常に悩む部分がありそのコントールが顧問の最も大切な役割のような気がします。そして顧問だけではなく作品や振り付けを考えたりダンスのスキルを教えたりという存在として重要なのが「コーチ」です。幸いまだ私自身がダンスができるので今まではダンスのスキル、振り付け、構成の大部分を(大会においては)やってきました。もちろん部員の意見も取り入れますし、振り付けも去年からは部員が一部振り付けたりはしていました。が、ありがたいことに部員数が50名になり色んなところで手が足りないことが多くなったため今年の4月より2人のコーチを迎え新たな体制でスタートを切っていました!
左があおいコーチ、右があまねコーチ
もしかしたら左のあおいコーチは見覚えがある方がいるかもしれません。それもそのはず。あおいコーチは去年のダンス部の部長です。現在はコーチとして部活に戻ってきてくれています。あまねコーチはキッズダンサーだった時の経歴も素晴らしく国内だけでなく世界大会での入賞歴があり若いですがキャリアは申し分なく現在もチームやダンスインストラクターとして活躍中です。
今年の大会作品は12名のスモールクラス作品と34名のビッグクラス作品と2つ。
なんとスモールクラスの作品は曲・構成・振り付け、すべてあおいコーチにお願いしました。あまねコーチはビッグクラスの振り付けや構成の一部とスモールクラスの振り付けの一部を担当してくれています。
1年前は部長として臨んだ夏、1年後はコーチとして臨む夏。OGがこういう形で関わってくれるのは本当にありがたいです。
2つの大会作品で臨む夏。ビッグクラスはチームダンス選手権、ダンススタジアム。スモールクラスはMUZA川崎ダンスグランプリ、ダンススタジアム。どちらも夏の大会で結果を残すことを目標に頑張っています。
そして大会の結果は・・・・
7月25日(水)チームダンス選手権関東予選 @四街道市民文化センター
この大会は9月に北九州で全国決勝大会が行われます。今回は関東予選。7位入賞までが全国大会の切符を掴むことができます。
初めての挑戦でしたが見事6位入賞!!!!関東の強豪校ひしめく中、立派な結果です!
コールされた時は嬉しすぎて号泣していました。嬉し涙流せるのは幸せです。
この大会でビッグクラスに唯一残っていた高Ⅲの副部長がラスト。大会ラストで良い結果を残せて本当によかったね!
みんな嬉しそうです。
そしてスモールクラスの初戦MUZA川崎ダンスグランプリ。この日は台風の接近で大荒れの天気。大会があるか心配でしたがなんとか開催できました。スモールクラスのメンバーは高Ⅲ2名と1年生。が、この大会は2年生のビッグ組が「勝ちたい」という思いからこの大会のみ参加してくれました。
1年生は初の大会ということでだいぶ緊張したかな?お客さんとの距離も近くまた高校ダンス部の大会ではなかったこともありいつもとは違う雰囲気で非常にレベルが高い本格的なチームが多かったです。そんな中で堂々とダンスしてきてくれました!
結果は入賞ならずでしたがみんなやりきったという顔していました!ここからスタジアムに向けてしっかり固めましょう!
ダンス部顧問 氷室 薫