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近所に理数インターに通っている子がいたので、学校説明会に来てみました。そこで、クラスが少人数だと知って「先生と生徒の距離が近いんだろうな」と感じました。中でも印象に残ったのは、富士校長先生のお話です。富士先生は「この学校に入学するのは、第一志望ではないという人も多いのです。ですから、都立高を受けて、もし不合格だったら、いっしょに勉強しましょう」といいました。この言葉を聞いて安心した私は、都立戸山を挑戦校に、理数インターを安全校に決めて受験しました。その結果、都立戸山には手が届きませんでしたが、今では理数インターで学んでいることに大きな喜びを感じています。先生方は面倒見がよく、気軽に相談できるし、勉強の面白さがわかりかけてきたからです。行事も楽しく、特にアメリカの研修旅行は感動の連続でした。スタンフォード大学でのプレゼンテーションでは、大学の先生方を前に「あいさつの大切さ」について英語でプレゼンテーションしました。心臓の鼓動が聞こえそうなほど緊張しましたが、納得のいく発表ができたと感じています。将来の目標は、国公立大学に進んで建築学を学び、耐震の研究に打ち込むことです。小6の時に東日本大震災が起き、家々が津波に流されるのを見て衝撃を受けました。この時、地震などの災害に強い耐震性に優れた住まいをつくれたらと思ったのがきっかけです。また、高1の時に講座学習で桂離宮の映像を見て、木造建築の美しさに感動しました。この時に「建築」というワードが私の心に刻まれたことも理由にあります。
宝仙学園の幼稚園から大学までの5部門が同日に開催する宝仙祭。本校はミュージカルやダンスの発表、授業展示、模擬店など、女子部の持つ団結力や明るく元気な様子が伝わる内容です。
歳の離れた弟と接して、子どもに接する仕事につきたいと考えるようになりました。保育コースにはピアノ実習の授業があり、大学の保育科で行われるピアノの授業を先取りで学べるのがいいですね。1年生の秋には幼稚園の実習もあり、実際に子どもと触れる機会が多いのも保育コースならではだと思います。
授業ではグループで話しあったり、力をあわせて問題を解いたりする時間が多いのが中学とは違うところだと思います。一人では解けない問題も、他の人の意見を聞くことで「なるほど!」と思ったり、「こういう考え方ができるのではないか」と自分の意見が広がったりするのが面白いです。
私は都立高校を第一志望にしていましたが、今は理数インターに入学して良かったと心から思っています。理数インターは変わりつつあり、生徒の意見がどんどん学校生活に反映されるようになってきました。未来に向けて大きく動き出そうとしているこの学校で、今、こうして私が学んでいることがうれしいのです。勉強に関しても先生から“やらされている”感じはありません。みんな自分の意志で「学ぼう」という雰囲気が学校全体にあふれています。そのため、授業中に手を上げる生徒がたくさんいます。質問も飛び交います。でも、その質問に先生が答えない時もあります。そんな時、先生は「では、みんなで話しあって答えを導き出そう」といいます。そして次の授業で答えを明かしてくれるのです。小学6 年生まで海外で暮らしていたこともあり得意だった英語も、理数インターに入ってますます好きになりました。高1の時に英検2級に合格したので、次は凖1級にチャレンジします。部活動から多くを学べることも理数インターの特色です。私はダンス部に入っています。様々なジャンルのダンスを踊るので、一人ひとりのダンスを参考にしながら、新しい表現方法を見つけることができます。これは勉強にも通じるプロセスです。将来は、海外で生活した体験と英語の力を活かして、みんなの日常生活をよりよいものにできるような仕事につきたいと思っています。
将来はアートマネジメントの仕事に就きたいと考えています。大学は国際関係の学科で、留学するほか日本文化も学びたいため、英語の勉強に力を注いでいます。宝仙学園は先生と生徒の距離が近いので、わからないところは気軽に質問しています。授業を受けて興味が増した分野もあります。現代社会の授業で、それまで身近に感じていなかった憲法や国際関係に関心がわき、楽しく勉強できるようになりました。
部活動ではダンス部のチームリーダーとしてアメリカ大会優勝を果たすことができたのが大きな思い出です。多くの方に応援してもらったのが力になりました。これを励みに受験勉強も頑張ります。
命を預かる保育の仕事に魅力を感じ、病院内で働く院内保育士をめざしています。保育実習では子どもたちの元気さに圧倒されましたが、大学の先生の授業を受けたり、宝仙祭でミュージカルを披露したり、将来につながる貴重な経験をしています。
中学の時、学年でも成績が10位以内だった僕は、憧れていた都立西高を第一志望にしました。受験したのは、この西高と理数インターの2校です。でも、西高は不合格になってしまいました。すると、元気をなくしていた僕に兄がこういったのです。「人生でいちばん大切な高校生活がこれから始まるんだ。落ち込んでいたら、高校生活を楽しめないよ」と。僕ははっとして兄の言葉に従い、気持ちを切り替えました。理数インターに入学してから学級委員に立候補し、クラスをさらに明るく元気にするためにあれこれと創意工夫を重ねています。数学や理科が好きな僕にとって「総合探究プロジェクト」は楽しみな時間です。クラスの仲間たちと“勉強に役立つゲームソフトで、本当に学力が上がるか”を調べています。将来の目標は、医師になることです。両親が医療系の仕事をしている影響から、この道をめざすようになりました。患者さんから笑顔で「ありがとう」といってもらえるような治療をしたいと思っています。この夢を担任の先生に話したら「医学部は難関だから今のうちから一生懸命に勉強しよう。でも、学校生活は勉強だけじゃないんだ。部活動も頑張ろうね」といわれました。だから、所属しているバスケットボール部の練習に励んでいます。バスケットボールはチームプレイです。知らない仲間でもコミュニケーションを取りながらプレイしていくうちに仲良くなっていくことに面白さがあります。これからは兄や先生のいうように、学校生活を楽しみながら、医学部をめざして勉強に力を注いでいきたいと思っています。
キャビンアテンダントになりたくて進学コースを選びました。2年次のカナダ研修旅行でさらに思いが強くなりました。英語の授業が充実しているのもうれしいですね。友だちとお互いの夢を応援しながら、勉強を頑張っています。
入学してすぐに1泊2日のウェルカムキャンプが待っています。行きは知らない顔ばかりだったのですが、帰りは名前で呼び合える仲になっていました。合唱祭も思い出に残っています。練習中はクラスの中で意見が割れた時もありましたが、本番に向かってみんなの気持ちが少しずつ近づき、金賞を受賞できたのです。今では強い絆が生まれています。
保育コースは実習授業などとても楽しかったのですが、大学で理系の勉強をしたいと思い、進学コースに変更しました。夢が変わったときにコース変更できるのはとてもいいですね。卒業後の進路は建築関係や医療系など迷いましたが、現在は色々な人からの薦めもあり、医療系学部への進学をめざしています。将来は救急医療に携わる仕事に就きたいと考えています。
勉強以外にも子どものころから水泳を頑張っています。水泳をとおして気持ちを強くし、人間として成長することが大きな目標です。
生徒同士、また生徒と先生方の絆が強いことが理数インターの校風です。この絆をもっと強め、生徒の意見が反映される学校づくりに貢献したくて立候補しました。立会演説で述べたのは「生徒会長という目線ではなく、一人の生徒の目線で、みなさんに関わっていきたい」ということです。生徒の声に絶えず耳を傾けるとともに、全校生徒と先生方が自由に意見を交わせる機会をさらに設けていきたいと考えています。
どの行事にも団結力を発揮し、一生懸命取り組むのが本校の特徴です。特に体育祭ではクラスごとに応援旗を作り、競技にも応援にも熱が入ります。3年生が披露するダンス「ペルシャの市場にて」は本校の伝統。誇りを感じるひとときです。合唱コンクールは3学期に行われるとあって、クラスのチームワーク力が結集されます。本番当日はそれまで重ねてきた練習の成果が存分に発揮されます。
サッカー部に入っています。ポジションはディフェンダーです。サッカーの楽しさは、点が入りづらいぶん、ゴールを決めた時の喜びが大きいこと。先輩方に熱心に指導してもらえたので、プレーがめきめきと上達しました。サッカーの練習で汗を流すと気分がリフレッシュして、家に帰ってから勉強に集中できます。将来の夢はスポーツに関する仕事をすることです。
中学校3期生の息子は現在、大学2年生になります。息子が在学中、父母会は教材を寄付するなど生徒の学力向上のお手伝いをさせていただきました。
この「教育支援」の伝統は今も父母会に脈々と生き続けています。生徒の学力が全体的に伸びていると聞き、うれしく感じております。
理数インターは生徒の意欲に、必ず先生方が応えてくださいます。「『21世紀の世界標準』を身につけたグローバルリーダーの育成」という教育目的を掲げられていますが、この目標を実現させるのは先生方の人間性や熱意だと思います。進学実績の向上は、先生方が探究心や知的好奇心を生徒に育んできたからでしょう。先生方お一人おひとりの個性によって、生徒が啓発されていくのも、理数インターならではの特色です。
iPadを使った授業も先日拝見いたしました。今後、人間教育に力を入れながら、こうした先進的な手法にも積極的に取り組み、理数インター独自の教育にますます磨きをかけてほしいと願っています。
バスケットボール部では部長という役職につき、生徒会長も務め、多忙な高校生活を送りました。理数インターでの思い出は様々ですが、スタンフォード大学で行ったプレゼンテーションが特に印象に残っています。テーマは「第六感は存在するのか?」。大学の先生方に向けて簡単な実験を行い、「第六感は存在する」という結論に持っていけたのです。満ち足りた学校生活の中で、東大を意識したのは高2の時でした。友だちも先生方も力いっぱい応援してくれたことに感謝しています。富士校長先生が僕の合格をわがことのように喜んでくださったことは忘れることができません。将来の目標は、経済学部に進み、デベロッパー(開発業者)となってシンガポールの都市開発に携わることです。
私は幼い頃から保育士、幼稚園教諭になることが夢でした。高校受験のときに保育の世界にいくなら、高校から学び大学に行きたいたいなと思い、いくつかの保育科、保育コースがある高校に見学にいきました。その中でも宝仙の雰囲気や良い意味で先生方と近い感じがとても気に入り何度もオープンスクールに通い詰めたのを覚えています。実際入ってみると、普通科とは違った一つひとつの行事で培われる団結力、人間力、忍耐力など、知性だけではなく教養を身につけられたと思います。大学に出て、またさらに社会人になると当たり前のことが当たり前にできるようになっていました。そして現場で関わるのは子どもだけではありません。保護者はもちろん仕事を一緒にする仲間とも上手にコミュニケーションを取ることが大切です。大変に思うことは沢山ありますが、高校生から基礎を積み上げられて本当に良かったと思っています。
アメリカの大学に行こうと思ったのは、高1の時に1年間留学しているので、経験を活かしたかったから。アリゾナ大学に決めたのは、中学生の頃から宇宙やNASAに興味があったためです。アリゾナ大学はNASAとの共同開発で有名であり、ノーベル賞受賞者も多数輩出しています。この大学の受験にはTOEFL iBTのスコア、英語の小論文の「エッセイ」、高校の成績証明書にあたるGPAなどが必要でしたが、これらの条件を満たし、合格を果たせたのです。アメリカの大学の入学は9月からです。それまで母校の理数インターでティーチング・アシスタントとして英語の授業のお手伝いをします。今の目標は大学の奨学金を得ること。将来はJAXAで働き、宇宙に携わる仕事をしたいと思っています。
大学に入る前は、教員をめざしていました。人に大きな影響を与えられる仕事だからです。こう思えたのは、理数インターですばらしい先生方に巡り会えたことが理由です。入学した頃、僕の成績はひどい上に、反骨精神にあふれていました。そんな僕を一人の国語の先生との出会いが大きく変えたのです。その先生の言葉に従って勉強したところ、努力が気持ちよく感じられたのでした。努力すれば成績が伸びていくことに、生きる喜びや実感を見い出せたのです。理数インターの先生方は、結果よりも努力をほめてくださいます。だから僕は最後まで頑張ることができたのです。上智大学の法学部に入れた今、次は司法試験にチャレンジしてみようと思っています。
僕が入学した当時、理数インターはまだまだ新設校のイメージでした。10周年を迎えた現在、僕の母校は、人でいうなら大人びてきた印象があります。
僕は今でも進路講演会などで年数回、母校を訪れています。また、医学部志望の在校生にSNS を通じてアドバイスする機会も増えました。大学の様々な学部学科で学ぶかつての同級生とも交流を続け、高校時代と同様に切磋琢磨しています。
人が頑張れるのは、目標があるからです。僕には、奨学金を得られる医学部に入って救命救急医になるという目標がありました。しかし、目標を見つけ出していない在校生もいるはずです。そんな在校生に対して「こういう道もある」と教えることが卒業生の役割のひとつだと思います。そのためには卒業生が、在校生にとって良き手本となるように各分野で活躍しようとすることが大切ではないでしょうか。そして、理数インターを、見つけた夢がかなう広場にするために、卒業生も心をひとつにして勉学や研究に勤しんでいきたいと思っています。
私は2年次生徒会長とテニス部の部長を兼任させていただいていました。そういった中でスムーズに受験対策に移行できたのは宝仙学園のサポート体制のおかげです。高2の時期から授業中も進度に合わせて追加で課題をだしていただき、個人的に添削していただいたり、発展的な授業展開をしてくださりました。たくさんの文献を取り上げていただいたおかげで色々なことに興味を持って勉強することができました。忙しい中でも時間を作って自分で学習を進めるという姿勢を獲得することができたのは、自学自習を進めるような指導をしていただいたおかげです。勉強面だけでなく、志望校選びや、精神面でのサポートもしていただきました。生徒ひとりひとりにこれほど親身になって指導してくださるのは宝仙学園ならではだと思います。大学では社会学を勉強しています。政治学関連の授業ではユニークな教授が多く、特におもしろいのは映画から政治学的なメッセージを読み解くという授業です。宝仙学園で学んだ様々な角度から物を見る姿勢はいろいろなところで役立っています。
私が保育コースを選んだ理由は、小さい頃からの夢である保育士になるために、早い段階から学べるという点でした。オープンスクールに参加した際に、カリキュラムや雰囲気に惹かれ入学を希望したことを覚えています。実際に入学し、基本的なことから専門的なことまで学べて、とても良かったと思っています。その中でも就職してから一番ためになってると感じることは、挨拶です。当たり前のことかもしれませんが、知らない人への挨拶は簡単なようで難しいものです。女子部の生徒は、すれ違うと挨拶をします。最初は恥ずかしさなどありましたが、慣れると当たり前になるのです。この当たり前が、大学での実習、そして社会人になってからもとても役に立っています。私は区の職員であり、保育士です。一番身近なのは保護者、そして地域の方へ気持ち良く挨拶ができること、これは自分の誇りであり、コミュニケーションを円滑に進める必要不可欠な事柄だと思っています。他にも学んだことはたくさんありますが、高校のうちから基本的なことを身につけられとても良かったと思っています。
「生徒の背中にそっと手を添えながら、いっしょに歩んでいくイメージ」。校長から「支援」についてそう説明され、私たち教員は中高時代を思い出してみました。すると、恩師だけでなく、両親や友人や先輩など、私たちのまわりにはともに歩んでくれた人たちが数多くいたことに気付かされたのです。その存在の大きさを噛みしめながら、私たちは生徒1人ひとりの学校生活の質を高めるために力を尽くしてきました。第一に学力の向上があげられます。考える力、物事を進めていく力、コミュニケーション能力…。すべてを含めた上での学力です。行事や部活動や生徒会活動を通して得られる力も学力と捉え、その向上をめざすために、様々なアプローチを試みてきました。
支援には、教員と生徒との厚い信頼関係が不可欠です。そのために教員が生徒一人ひとりをリスペクトして大切に思うことが大切です。その上で生徒に「やりなさい」ではなく「やってみよう」と呼びかけてきました。失敗してもむやみに叱られたりしません。むしろ失敗から学べない人間になって欲しくない。
創立10周年に向けての本校のキーワードのひとつは「生徒主体」です。今、生徒の間には「当事者意識」が芽生えています。行事や生徒会活動を、常に自分たちの問題として捉え、取り組める意識です。「指導」から「支援」に切り替えてから、私たちの想像以上に生徒はいきいきと活動していました。試行錯誤しながら、行事や生徒会活動を次々に成功させていったのです。今では、生徒が主体的に行事などに取り組む姿勢がデフォルトになってきました。そして、もうワンランク上の行事をめざそうという雰囲気が校内にあふれ、体験から多くのことを学ぼうとしています。この生徒たちがこれから「知的で開放的な広場」にどう貢献してくれるのか期待が大きくふくらみます。
新教科「理数インター」が2016年4月から新中学生に向けてスタートしました。授業は週に1時間で、中学3年間〝教科書にない学び〟をします。今、東京大学や医学部の入試問題に見られるように、自由な思考力や発想力が問われています。こうした力を磨くのです。
中1では思考の幅を広げていきます。たとえば入学してすぐにクラス全員の前で「未来の自分」を自己紹介します。自分の将来を思い巡らすことで、新しい発想を育むことが目的です。年齢だけは教員が「24歳」というように設定します。24歳なら、企業で活躍している未来もあれば、大学院で学んでいる未来もあるでしょう。起業したり留学したりしている未来もあると思います。ノーベル賞を受賞している未来もあるかもしれません。他の生徒の話を聞き、「大学院」や「起業」といった今まで知らなかった世界が見えてくる生徒もいるはずです。
中2ではプレゼンテーションの機会を増やしていきます。グループで情報や思考を共有化する方法、心に響く表現方法などを学びます。この際、活用するのがiPad などのICTツールです。
中3ではこうして培ってきた思考力をより進化、深化させていきます。たとえば、本校の食堂をさらに活性化させるにはどうすればよいか、具体的なプランをグループで練っていきます。みんなで考えた結果が、学校生活の質を向上させていくような学びを実践していきます。
本校のコンセプトは「知的で開放的な広場」です。この取り組みに卒業生や学校関係者、また地域の方々やNPOの方々も関わっていける授業にしたいと考えています。新教科「理数インター」によって、今まで以上に生徒が、勉強はもちろん行事や部活動の運営に主体的に取り組める姿勢を養ってほしいと思っています。
“You can lead a horse to water, but you can’t make it drink.”(馬を水辺へ連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。)中国のことわざを借りれば、『師附領進門、修行在個人』なのです。師はあなたを入り口までは導くが、修行は自らしなくてはならない、という意味です。本校は「面倒見の良い学校」と謳っていますが、これは何も一から十まで手取り足取り面倒を見てくれる学校、という意味ではありません。間違ってもスプーンで食べ物を口まで運んでくれる学校ではないのです。お腹が空けば、自分で食べる物を探すでしょう。われわれは食べ物の在りかや見つけ方は教えますが、それを探して口に運ぶのは生徒自身です。そもそもお腹が空かなければ、その必然性すら生まれないでしょう。まずは空腹感、飢餓感を覚えることが先決なのです。理数インターでは生徒に猛烈な知的空腹感を覚えさせたいと思うのです。知的好奇心、探究心です。様々な仕掛けを用意して、生徒のやる気を刺激し、学びへの導火線に点火する「面倒見」のよさを理数インターの売りにしたいのです。ご安心ください。最初から絶食させることはありません。発達段階に応じた「ステージマップ」というメニューを用意し、段階を踏んで自主自律の精神を育てようとしているのです。これが理数インターのいう「面倒見」のよさです。