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DANCE×ENGLISH

2017/6/6

昨日、女子部1年生必修授業である「身体表現」に素敵なゲストが来てくれました。
先週も本校に来て共学部2年生の英語の授業をしてくれたジャマールです。


彼は石黒先生の友達でタンザニアから今日本に来ています。彼の専門はサッカー。タンザニアではサッカーチームのコーチをしています。身体能力はずば抜けています。そんな彼に無茶振りで「アフリカンダンスを踊れる?踊れるなら来週授業があるからそこで教えて欲しい」と聞いたところ返事は「YES」でした。ただ、「僕の専門はサッカーでダンスの先生ではないけどいいの?」とは言っていました。現地で踊られている踊りに触れるチャンスはそう滅多にありません。

もちろんDon’t worry.Let’s do it!!です。

彼は日本語をしゃべることは出来ません。指示もすべて英語です。もちろん授業中は私も拙い英語ですが英語でしゃべります。なるべく翻訳はせずに生徒達が聞いて理解して行動して欲しいと思いました。そこから1週間。ついに授業日になりました。生徒はとにかく「面白そう」「楽しそう」「英語が分るかな?」とワクワクドキドキしていたと思います。

最初にジャマールが自己紹介してくれました。それもまさかの日本語です。
「私はジャマールです」
という日本語の自己紹介に生徒達からは「おっ~~!!」という歓声がわきあがっていました。
私からはジャマールの言っていることが理解できたら ‘I got it’と言いましょうということだけを教えました。この言葉は私が実際海外に行ってダンスを習った時に皆が使っていた言葉でそこから覚えました。

最初は英語の意味が分らず困惑する生徒もいましたがダンスが始まってしまえば自然とリラックスし英語での指示も理解し ‘OK’‘I got it’が自然と言える様になっていました。

 

 

 

 

A組ではみんなでアフリカンダンスを踊っていたところジャマールがソロを踊りだしそこに生徒もフリースタイルで踊りだし自然とサークルができていました。これぞパーティダンス。
ジャマールが教えてくれたアフリカンダンスは現地で何人もが一緒に踊るパーティダンスでHAPPYなダンスだと教えてくれました。日本だとダンスがコミュニケーションツールになってはいませんが海外の国の多くが会話するのと同じレベルでダンスがコミュニケーションのツールになっていることが多く友人が集まればそこで音楽をかけて踊りだすことは珍しくはありません。ダンスは習わないとできないものという日本の認識はもしかしたら日本独特のものかもしれません。
最後はみんなで円になってくるくる回りながらダンス。


そしてジャマールから素敵なメッセージをもらいました。

「私の母国タンザニアでは母国語はスワヒリ語でほとんどの人が英語をしゃべりません。日本も母国語は日本語だと思います。でも、私達は英語をしゃべり理解することが出来るのでこうやってコミュニケーションを取る事が出来ます。だから、英語の授業が大変でも頑張って下さい。」

今回の授業を通じて英語でコミュニケーションを取る事が楽しいことだと思ってもらえたら幸いです。普段の英会話は緊張してしまうかもしれませんが、ダンスというものがあればリラックスして話せたりするものです。ダンスは世界共通です。私自身、中学・高校での英語の成績は本当に良くなかったですがダンスを始めて、海外のダンスの大会に参加したりダンスを習いに行くチャンスがあり、そこで海外のダンサーと話すようになり英語の大切さを実感し英語を積極的にしゃべろうと思いました。

また、このような機会をつくりたいと思います。


 

 

 

ジャマールに感謝です。また、日本に来て下さい!待っています。

                                                         入試広報部 氷室 薫

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