本校は、13年前に、共学部「理数インター」が出発し、「女子部」と並立するかたちをとっています。
ユニークなかたちだと思っています。
それ以前は、女子校でした。「教育標語」は、「母の愛は仏の慈悲なり」です。いわゆる良妻賢母教育を志向する学校として出発したのだと思います。90年を超える伝統があります。
その伝統のおかげもあってか、気立てのよい生徒が、今も、たくさん存在しています。
宝仙祭で、校内を歩いていると、私より先に声をかけてくれる(ずいぶん前の?)卒業生も、何人かいます。嬉しいひとときでした。
女子校の同窓会である「あさみどり会」のみなさまも、いつも、現在の学校を励ましてくださいます。
女子校の卒業生保護者組織である「宝仙会」も、いつも、応援団になってくださっています。
時代の変化を感じて、自分から変わらなければならないときは、あります。同時に、すでに存在している学校文化をうやまうことは、大切です。
この、温かい空間は、大事にしていきたいと思います。
校長 富士晴英
一方、今の女子部は、「世界のダンス部」をはじめ、宝仙祭でも、学年やクラス単位でミュージカルを披露してくれる等、「身体表現」が大きな特長となっています。宝仙学園高等学校女子部版「伝統と革新」の文化祭でした。