今年度は、理数インター創立10周年でした。
いや、その最中ですが、年の瀬に、その途中経過を振り返ってみましょう。
10周年事業実行委員会を、学校のスローガンである「知的で開放的な広場」にふさわしい組織にするために、教員だけでなく、生徒そして卒業生と保護者と協力しあいながら、運営してきました。
4月23日に、記念行事を行いましたが、第1部を「在校生とともに祝う会」とし、第2部で「記念式典」、第3部で「記念祝賀会」という構成にしたのも、各成員とともに、理数インターの現在を確認し、未来を担っていく気持ちを共有するためでした。
10周年記念事業として、中学1年生から、教科「理数インター」を新設しました。宝仙理数インター流「アクティブ・ラーニング」の創設です。
私は、英語が得意になることよりも、数学の偏差値を上げることよりも、学校が好きになってくれることが、中学の新入生にとっては大切なことだと思っています。
学校が好きになれば、英語も数学も好きになる。むしろ、そういう関係が健全な成長だと考えています。なにしろ、私は暢気なものですから。
学校で過ごす時間の中で一番長いのは、授業時間ですね。であれば、ほとんどの生徒が、学校を好きになってくれる授業を新設することが必要です。
その使命を担って、教科「理数インター」は、出発しました。
ということで、チーム米澤。来年は、もっともっと、HPで発信してくださいね。
あとは、よろしく。
2016年12月23日
宝仙学園中学・高等学校
校長 富士 晴英