中学校のアジア研修旅行は、シンガポールとマレーシアのジョホールバル(JB)近郊カンポン。
女子部のカナダ研修旅行は、カナダのブリティッシュコロンビア州のバンクーバーとビクトリア。
共通点は、現地の学校を訪問し、交流会を行うことです。
今回は、終えたばかりのアジア研修旅行の学校交流を紹介します。
訪問したのは、SMK TAMAN RINTING 2 というJH近郊の国立の中高です。
全体で1200名程の生徒数とのことですが、交流対象は、研修旅行に参加した中学3年生と同じ年齢の男女でした。
一言で言えば、ありがたい歓待ぶりです。
今日のためのバナーを作製して、歓迎パーティー会場に飾り付けてくれている。
マレー系・中国系・インドのタミル系の生徒たちによるエスニックダンスを、それぞれの生徒たちが披露してくれる。
多民族が平和共存して成り立っている文化を象徴する光景ですね。
理数インター3年生も、pptを用いて日本や宝仙学園を紹介しました。
中学生全員が体育祭で披露する「ソーラン節」も、再現しました、
ダンス部のパフォーマンスもありました。
こうしたエールの交換を経て、小グループに分かれて、マレーシアの文化(お菓子や楽器)を体感させてもらうという進行でした。
本当に、あっという間に打ち解け合って、おしゃべりする姿を見ると、お互いにとって、異文化交流は必要で大切。
若々しい時期に、なすべきことの一つと、改めて思います。
さて。一番言いたいことを。
そのお国の言葉で挨拶しようということです。
こちらから、あなたの文化に入れて下さいね、というシグナルを送れる人になろう。
その点でも、学校交流だけでなく、カンポンビジットでの挨拶も、ふんだんにマレー語が使われていて、よかったと思います。
その挨拶があってこそ、次のパラグラフからの英語スピーチが生きる、と思います。
ところで。スピーチは、校長<生徒です。
嬉しいやら悔しいやら…
2016年11月10日
宝仙学園中学・高等学校
校長 富士 晴英