最新情報

校長blog 第17回「英語探究の成果物」

2024/12/24

今年の課外活躍ハイライトは、女子部ダンス部の世界大会三冠達成はじめ、あまた表彰等ありました。
授業ハイライトは、そもそもコンテストではないので、それぞれに、ということになるのだと思います。
その一例の紹介です。
高校2年生と3年生に、「英語探究」なる科目が設置されています。
本校は、中学で教科「理数インター」、高校で「探究」という学校設置科目をおこなっていますが、この科目の目的と成果物はなに?
という問にこたえるものの紹介です。
それでは、「英語探究」授業者である教頭の對馬さん。
よろしくお願いします。


今回のプロジェクト「地球の歩き方~宝仙学園」は、単なる課題を完成させるためのものではありません。
高校最後の1年が、受験勉強に集中するだけではあまりにもったいないという思いで生徒に提案しました。
私の思う以上に生徒は、乗り気でした。

授業では、友人と協力しながら、本学で日々学ぶ英語を用い、クリエイティブに自己表現することを求めます。
その過程で、自分たちの学校生活を振り返り、先輩として公式な学校案内では伝えきれないリアルな情報を受験生にも共有することも目指しています。
校長や教員インタビュー、各種海外研修案内、制服、図書館、食堂、校舎紹介と多岐に渡ります。
本校に遊びにきてね、という高3の思いが詰まったものです。
生徒自身が教育の主役であり、自分の学びに責任を持つという姿勢を育てることは大切な目的の一つと言えるかもしれません。

そもそも英語探究の大きなテーマは、「自分で考え、決断する勇気の大切さ」です。
本プロジェクト以外にも、多数の海外留学生を授業に招聘します。
彼らの人生において決断してきたことやその経緯を聞き、その後、対話をする。
結果、「自分のことは、自分が決める」ことを生徒は知り、身に着けていきます。
そんなの当たり前、と思うかもしれませんが、教育活動という手段を通じ、明確に教えるべきことだと常々思います。

「今ある価値観を揺さぶる」こそがその大きな目的です。
「よし、ちょっとやってみよう、自分で変えてみよう」と意思変化があれば、それが成果物です。

對馬

英語探究_作成magazine「地球の歩き方〜宝仙学園」

 

Return to Top ▲Return to Top ▲