新しい1ページを加える出来事だったと思います。
生成AIを活用した授業が、本校の中学1年生の教科「理数インター」の授業時間で、実践されました。
詳細は、Institution for a Global Society 株式会社のプレスリリースと
教科「理数インター」および「探究」主任であり、入試広報部長でもある米澤さんのコメントをご覧ください。
Institution for a Global Society 株式会社 IRニュース
授業見学においでいただいた、早稲田大学や慶応義塾大学の先生がたも含めたランチミーティングの際、
”他者への「共感」能力をはぐくむことと、そのためには多様な他者たちのもつ背景を理解することが必要”という話を交わしたことをつけ加えておきます。
校長 富士晴英
この度、Institution for a Global Society 株式会社(以下、IGS社)とタッグを組んで、文部科学省の実証事業にチャレンジいたしました。
本校中学における特色的な授業である『教科「理数インター」』では『探究的な学び』を行なっており、
生徒たちの一人ひとりの非認知能力(見えない能力)の向上を目的としております。
その授業ステップとして、「コラボレーション→プレゼンテーション→ラーニング」という流れを中学3年間で組んでいます。
この中で、IGS社のAi GROW(アイ・グロー)を用いて、生徒一人ひとりの非認知能力を測定し、
「今伸ばしたい能力」・「今後伸びそうな能力」をデータ的に定点観測し授業の方に反映をしております。
今回、IGS社よりお話をいただき、
本校生徒たちの非認知能力から適切な授業案を生成AIによって作成されたものを、
より教室現場で使えるように授業案を私の方で監修をして、
実際の授業で展開していくことにチャレンジいたしました。
生徒たちの”楽しい”を刺激するような授業を目指し、より新しいものにもチャレンジすることは、
「子供の教育は、過去の価値の伝達にはなく、未来の新しい価値の創造にある」という
ジョン・デューイ(哲学者)の言葉に通じるのではないかと思います。
この取り組みはまだ続きますが、
生徒たちだけではなく、探究型学習の授業準備に追われる教員たちの働き方改革にもつながるよう、
協力していきたいと思っています。
教科「理数インター」・「探究」主任
入試広報部長 米澤貴史