外国のお客さまを迎えたときの、ウエルカムスタイルは、こちらです。
校内で、ご自身のアイデンティティに繋がるものを確認できたら、安心していただけるのではないかと思うからです。
※イギリスのお客さまは、本校夏期海外研修の訪問先のひとつであるマルバーンカレッジと、交流のあるマルバーンカレッジ東京の先生がたです。
先日の中国人高校生の場合は、こちらです。
来校してくれた高校生のメッセージをご紹介します。
今日は、東京に来てから最も考え深い一日だった。
今日の活動は、宝仙学園を訪問し、日本の高校生と交流することのみだった。
正直なところ、この日が来る前はあまり期待しなかったが、実際に体験してみて、いろいろなことに感動した。
宝仙学園に到着後、国際部のバード先生に校内を簡単に案内していただいた。
バード先生はイギリス人で、学園の外国人教師として働いているが、日本語がとても上手だ!
ICT2という教室では、宝仙学園の校長先生のごあいさつがあり、お話の前に、大きなバッグから思いがけないものを取り出したー日本と中国の国旗だった。
日中友好に大きな期待を寄せている校長先生のお言葉には、本当に感動した。 このような考え方がすべての人に共有できれば、世界平和の日はすぐ来るだろう。
この後、いよいよ1日体験プログラムが始まった。
まず、英語の授業があり、割り当てられたグループでお互いに交流し、たくさん質問したり、勉強や興味のあることについておしゃべりしたりして、とても勉強になった。
また、「古文」の授業で、東京大学の入試問題を一緒にやり遂げた! 中国人にとって、私たちはちょっとお得な気分になった。
午後は古文と数学の授業を体験した。私たちは本当に日本の高校生の教室に入り、彼らと同じように通常の授業を受けた。
どの生徒もとても親切で、わからないことを根気よく説明してくれた! 教室の雰囲気もとてもリラックスしている!
みんなで話したり、相談したり、タブレットを使ったり、とても自由な雰囲気だった!
内容は中国と少し似ているが、重点の置き方が違うように思えた。
日本の古典文学は本当に難しくて、私にとっては第3の外国語のようなもので、何もわからなかったんだ……機会があれば、もっと深く勉強したいと思う!
最後に、高校生の部活を見学した。 キャンパスは小さいが、施設は充実している!
部長の号令で坂道を駆け上がるサッカー部、グラウンドに座っておしゃべりしながらストレッチをする陸上部、円陣を組んで素振りを練習する剣道部……などなど、アニメに出てきそうな感じだった。
中でも一番感動したのはバレーボール部だった。
私はバレーボールが大好きで、バレーボールの練習に見学者として参加させてもらえないかとお願いした。
バレーボールシューズもトラックスーツも着ていないにもかかわらず、みんな熱心に手伝ってくれた。
一人の日本の高校生が「裸足だと滑って怪我しやすいから」と靴を貸してくれた。
とても感動した。きっと一生忘れられない大切な思い出になるに違いがない。
最後にプレゼント交換会があった。私は日本の高校生たちに中国のポストカードとしおりを渡し、そこに書かれている詩の意味を説明した。
本当に嬉しかった!別れた際、みんなが校門前に立ってずっと手を振ってくれて、思わず涙をこぼしてしまい、「バイバイ」とも言えなかった!…
世界からのお客さまを迎えるために、国旗を準備してお待ちしています。
校長 富士晴英