2回目は、放課後、希望者対象に行われた交流会についてです。
和敬塾出身でもある、本校英語科教諭の森上さんから伝えてもらいます。
その前に、私の感想を。
1年生から5年生(理数インター高校2年生)まで、34名が、みずからの意志で、放課後に参集してくれました。
期待したとおり、活発な質問が続きました。
みんな見どころがあるよ。
期待しています。
校長 富士晴英
小髙滉人氏の華々しい学歴を見て、講演会開始時は、小髙氏を遠い存在に感じていた生徒は多かったようです。しかし、その飾らぬお人柄に生徒が親近感を抱き、心を開いていく様子が見て取れました。印象に残った小髙氏と生徒とのやり取りをいくつかご紹介します。
質問:「勉強のモチベーションが上がらず、グタグタしたくなったときはどうしたらいいですか。」
小髙氏:「僕も横になって携帯をいじってしまうときがある。そんな時は、ハードルをぐっと下げるといい。とりあえず席について、1ページだけでもやる。そうすると行動がモチベーションを生むので、段々モチベーションが高まってくる。」
質問:「英語はどうやって勉強したらいいですか。」
小髙氏:「英語は習得するには時間がかかるから、勉強を勉強だと思わないことが大切。僕も勉強だと思っているうちは辛かった。言語なんだし何となくわかればいい。僕は、3~4歳を対象とする絵本を沢山ながめることから始めて、その後映画やドラマを字幕つきで見て、大体の意味を捉えて楽しんでいた。」
率直に話してくださる小髙氏に生徒は、ロールモデルを見たのでないかと思います。大して努力しなくても器用にこなせてしまう天才というイメージの東大生ではなく、一生懸命考えて、努力して、それでも上手くいかないときがあって、困難に向き合いながら一つ一つ壁を乗り超えてきた憧れの存在、同時に自身がこれまでしてきたことを継続すれば同じようになれるかもしれないと思わせてくれる身近な存在に映ったのではないかと思います。
生徒の感想文には次のような言葉が並んでいました。
Kさん:「小髙さんの経歴を見ると物凄い人だと思っていましたが、今回の講演を聞いて、考えて努力して色々やり遂げたんだなと思い、私もこうなりたいと思いました。」
Mさん:「勉強方法は自分の方法を見つけることが大事で最初は気楽にやることが大事と聞き、難しく考えすぎなくてもいいんだ!と感じた。」
これ以上とないロールモデルとなってくれた小髙氏に心から感謝申し上げます。そして、小髙氏を紹介してくださった和敬塾の金澤様、ご企画いただいた富士校長先生、企画運営をしていただいた對馬先生、生徒に呼びかけてくださったご担任の先生方、そして、積極的に会に参加して貢献してくれた生徒の皆さんに感謝申し上げます。
英語科 森上公紀