教科「理数インター」の成果を、企業人に評価していただく。中学2年生は、そこをターゲットの一つとして、毎週の授業に励んでいます。
春休みに、主催者である「教育と探求社」の呼びかけで、たくさんの企業人と他校の教員が、本校を訪れました。
このクエスト(コーポレートアクセス)ミーティングの目的は、世代を越え、ともに未来を育むために、クエストエデュケーションに関わる大人が学び合うことです。
会場を提供した本校を代表して、あいさつを含めたミニ講演会という時間をいただきました。いつもとは違うオーディエンスに、なにを語るべきか。
学校づくりというテーマなら、いわゆる畑が違うみなさんにも、興味深く聞いていただけるのではないかと考えました。
そこで、タイトルは、「理数インター物語序説」。ここまでの15年を「黎明期」と「少年少女期」に分け、その変遷を語りました。
そして、高校の新しい指導要領が実施される16年目以降を「青年期」名づけ、新しいチャレンジについて紹介しました。
わたしの話はともかく、参加者は、とてもリラックスしていらっしゃったと思います。
なにしろ、提供した「教室」は、ICT3という、和のICTルームだったので。畳の上にじかに、あるいは座布団に座っていただきました。さらにリラックスしたければ、横になれますしね。
校長 富士 晴英
本校で2年ぶりのリアル開催ができた今回のミーティングも、ものすごい熱気でした。(2年前は食堂が会場でしたね…)
普段、教科理数インターの授業で使っている大好きなこの和室に、子どもの可能性を信じ、学び合いを大切にする大人がこれだけたくさん集まるなんて。そんな光景に胸がいっぱいになりました。
クエストエデュケーションの良さは、集まる大人が本気で子どもたちに「かかってこい!」と思っているところです。時には親のような包容力をもって、時には、厳しい上司のような鋭さをもって生徒と向き合う企業の方々の迫力にいつも圧倒され、そのあたたかさに感動しています。また、探究に真剣勝負で取り組まれているたくさんの先生方に出会い、同志が全国の学校にいるという実感は本当に心強く、このような場で受ける刺激は大事な学びに繋がっています。生徒たちにも、どんどん学校の外に飛び出して、たくさんの出会いを経験して、広い世界を見て、感じて、学び多き人生を歩んでほしいと心から願っています。
さすがに和室で横になってくつろぐ大人はいらっしゃいません(対話が盛り上がりすぎてそれどころではなかったかも…)でしたが、参加した皆さんがくつろいだ様子で対話を楽しんでいらっしゃるのを拝見して「会場に宝仙を選んでもらえてよかったなー。」と幸せな気持ちになりました。皆さん、今度は生徒がいるときにぜひお越しください。子どもたちと「真剣勝負・がっぷり四つ」の探究をまた一緒に楽しみましょう!
教科理数インター/探究 担当 馳川祐子
《ミーティング参加企業》
テレビ東京
博報堂
フォレストアドベンチャー
大和ハウス
パナソニック
大正製薬
吉野家
カルビー
富士通
《ミーティング参加校》
近畿大学附属高等学校・中学校
栃木県立佐野高等学校附属中学校
常翔学園中学校・高等学校
浅野中学・高等学校
多治見西高等学校
クエストエデュケーション コーポレートアクセス(教育と探求社HPより)
https://quest.eduq.jp/corporateaccess/