進路支援部長より、過日、以下の発信がありました。
「各位
本年度から中学の新しい取り組みとして、卒業を控えた中学3年生は「卒業プレゼンテーション」を行います。
趣旨:
この卒業プレゼンは、本校が大切にしている「自分の考えを自分の言葉で表現する」という教育実践の集大成の場として、中学を卒業するこのタイミングで相手に何かを伝える機会を持ち、自分自身の成長ストーリーを見つめなおす契機とすることを目的とします。
テーマ:
テーマは自分が一番伝えたいことで、表現方法は問わない、としています。ただし、プレゼンに至る背景に触れます。 自分自身が語りたいことを見つけ、相手に伝えようとする経験をします。初年度は「好きなこと」「将来のこと」を中心に、楽器演奏、ダンスもあると聞いています。
経過:
3学年はLHRを中心にプレゼンの主旨・テーマ決め・発表の練習を含め練習を重ねてきました。当然、生徒には習熟差がありますがそれぞれの成長をあたたかく見守ると同時に前向きなフィードバックをその場で生徒に返していただければと思います。
当日:
各教室12教室を使用し、2人1組で先生方に入っていただき、12人を目安にプレゼンをご覧いただくことになります。プレゼンをご覧いただく先生方には一言感想をその場でご記入いただきます。
事後(別日)
生徒は先生方からの一言感想をもとに、自分のプレゼンテーションを振り返ります。今年度の実施をベースに来年度に向けて実施をしますので、3学年は2学年へ引継ぎをします。
準備と詳細:
中学は全学年、授業なしで取り組む正式な学校行事です。すでに学年主任の渡邊先生から出ているサイボウズを改めてご確認いただくとともに、改めて学年から当日に向けた詳細が出ます。
日頃ご指導いただいている先生方はもちろん、高校の先生方におかれましても趣旨をご理解いただきまして、高校に進学する生徒の雄姿をご覧いただければと思います。」
そして、1月29日(土)の本番の後、3学年主任や面接官となった他学年の教員間で、以下のコメントが共有されました。
「プレゼンテーションが終わって帰る生徒からは「自分の想いが伝えられた」「良かったよと面接官の先生に言ってもらえて嬉しかった」と準備したことを出しきれた、晴れやかな様子でした。」
「みんな背も伸びて見違えるようになっている子もいて、緊張したり楽しそうだったり個性的なプレゼンを披露してくれました。一様に発表練習の成果もうかがえました。」
「今回の卒業プレゼンはその良し悪しを見るというよりは、中高接続の文脈の中で『多くの目で中3の生徒を見る』という良い機会だったと思います。
特に、私のような日頃中学生を教えていない教員が生徒のプレゼンを見る機会に恵まれることは意義がありますし、『皆で見ている』という内進生に向けたエールも含んでいると思います。その意味で私には有意義でとても『楽しい』時間でした。
その楽しい時間を作ってくださった学年の先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。実際生徒たちは多彩なテーマで、時に緊張しながら、そして真剣に取り組む姿勢が眩しかったです。ご指導ありがとうございました。」
校長 富士晴英