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第189回生徒blog 「留学報告」

2021/11/2

こんにちは。今年の8月からアメリカのオレゴン州に留学しています、5年生のH.K.です。
1つの学年に20人ちょっとしかいない、田舎の小さな公立学校に通っています。
今日は、報告も兼ねて私が普段受けている授業や学校の様子を紹介したいと思います。

学校の時間割は、毎日固定された7つの授業を1年を通して受けます。1つの授業52分間、間の休憩時間は4分間です。
私はWoods, US History, Spanish1, Geometry, Language Arts2, College Biology, Study Hallの7つを取っています。日本にはない授業もたくさんあり、とても迷って決めました。


1、Woods
単位を取るのが簡単かつ、楽しそうなのでこの授業を選びました。必須課題の箱を作ったあとは、自分で設計図を書き、材料を選び、作品を作ることができます。私はとても不器用ですが、材料を切るのも削るのもコーティングするのも全て電動の機械を使ってやるので、次々作品が作れて楽しいです。
箱を作ったあとは、マガジンラックや籠を作りました。


2、US History
留学生の必須科目です。南北戦争やアメリカの再建、インディアンの虐殺などから始まりました。授業は基本、ディスカッションや調べ学習のあとに教科書を読んで課題をやる、という形で進められます。
アメリカ史の予備知識があまりないのに加え、読まなきゃいけない英語の量が圧倒的に多いので、私にとっては難しい授業のひとつです。
でも課題は面白いものも多く、先週は「米西戦争とアメリカの帝国主義」というテーマで風刺画を描きました。写真は、優秀作品に選ばれてラミネート加工してもらえた私と友達のものです。


3、Spanish 1
私にとっては第二外国語、クラスメイトにとっては第一外国語にあたる授業です。時間割の関係でたまたま取ることになったスペイン語ですが、中学で英語を初めて勉強したときのワクワクをまた体験できているようで、お気に入りの授業です。
まだ本当に簡単なことしか言えないし、話すのも書くのもからっきしですが、同じ学校に通っているスペイン人の留学生や、スペイン語を話せる友達などが時々手伝ってくれます。
課題が終わって余った時間などは日本語を教えたり、(先生が中国語も少し知っているので)中国語を教わったり。色んな言語が飛び交う面白い授業です。
先週はメキシコの‘‘The day of the dead’’という行事について勉強しました。

4、Geometry
日本では苦手な授業だった数学ですが、アメリカでは私の1番成績のいい授業です笑 中学の幾何でやった内容がほとんどなので、数学の用語を英語で覚えてしまえばとても簡単です。自分が数学得意なんじゃないかと錯覚してしまいそうになるくらいです。
周りが電卓を使って計算していると、「九九を覚えている」「四則の筆算ができる」が実はすごいことなのかもしれないと思うときさえあります。
日本の数学1, 2, 3や、数学A, Bといった分け方をしていないので、内容が飛び飛びででてきます。

5、Language arts 2
日本でいう国語にあたる、英語の授業です。文法をやったり、エッセイを書いたり、本を読んだり、その内容の要約やディスカッションをしたり。
今週終わった第1期の最終課題は‘‘The Raisin in The Sun’’という、アフリカ系アメリカ人家族についての劇の脚本を読み、エッセイを書いたりプレゼンをしたりするものでした。
この授業も英語を読む量が多いので難しいですが、周りと相談してやったり、グループで活動することも多いので、楽しい授業でもあります。


6、College biology
この授業は’college credit’と呼ばれるシステムの一環の授業です。大学の授業を高校から受けることで、その単位をそのまま使うことができ、大学の卒業を早めたりできるそうです。
一個下の学年の子も一緒に授業を受けているので、高校1年生のうちから大学の単位に換算授業を受けられるのは画期的だと感じます。
私は宝仙で生物基礎しか受けておらず、更にこの授業は大学の単位ということもあり、新しく勉強することも多いです。生物の用語やそのはたらきを英語で学んで、覚えてテストを受けるというのは難しいですが、勉強してて興味深いこともたくさんあります。


7、Study hall
図書館での自習の時間です。その日の宿題をやったり、先生に質問しに行ったりできます。私は宿題にすごく時間がかかるので、この1時間を重宝しています。


放課後、バレーボールやアメフトのホームゲームがあるときは、テーマに合わせた服を着て応援をしにいきます。

楽しくて新鮮で幸せな毎日だけど、大変なことも沢山あります。でも、世界がこんな状況の中、留学に送り出してくれた両親や、応援してくれた学校の先生、周りの人に感謝してこれからも頑張ります!

共学部5年生 H.K.

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