皆様こんにちは。入試広報部の森上です。
先日、對馬洋介先生のご厚意で授業を見学させていただいたのでご紹介したいと思います。
授業は中学3年生の英語です。
授業が始まると、對馬先生は私を紹介するために、私に質問してくれる生徒2名を募りました。生徒の1人を英語ネイティブ、もう1人をその通訳と見立てて、私は日本語で受け答えしました。
生徒は即興で話した上、對馬先生に促された「小さい時からあなたのことを愛しています」という「現在完了形」を取り入れた表現も英語で言うことができました。クラスメイトは、登壇した生徒のユーモアある言葉に笑い、そして、彼らがちゃんと英語で言いたいことを言えたこと以上に、皆の前で話すことに挑戦したことに大きな拍手を送りました。
對馬先生は、ご自身が話す時間を15分以内と決めていて、生徒にその分話してもらったり表現活動をしてもらったりしているそうですが、実際に授業で、「imagine(想像する)」と「create(創造する)」という単語をキーワードに、生徒に状況を想像させながら、自由に会話を展開させていました。実際に生徒の発表を聞くと、教科書に書いてある決まった表現を機械的に暗記して話しているのではなく、言いたいことに応じて柔軟に動詞や目的語を使い分ける姿がありました。
勿論、「Have you ever been to~?(行ったことがあるか?)」と言うべきところが、「Have you ever gone to~?」になってしまっていたり、その回答が「Yes, I have」と言うべきところが、「Yes, I do」になってしまっていたりする等、時々間違いを含んだ回答があったものの、積極的に発表した生徒を拍手で称える他の生徒の姿や生き生きと学ぶ姿が印象的でした。
私は米国に留学した経験があるのですが、完璧な文法で話すことを意識しているうちはネイティブに話しかけるのに腰が引けてしまい大して上達しませんでした。間違えてもいいから話そうと思ってから、正しい表現が徐々に口に馴染み、正確に早く話せるようになっていきました。
中学3年生で堂々と人前で英語を話せる對馬先生の生徒は大きな飛躍を遂げてくれると思います。暖かく迎えてくれた對馬先生と生徒たちに感謝いたします。
入試広報部 森上