10月5日は、標題の日というプロジェクトがあり、また、本校の父母会長も推進側にいらっしゃるということで、4年連続、このありがたい企画を、お受け入れしています。
一方、「教師」というは言われかたは、わたしにとっては気まずくて、自分では、「教員」と自分を定義しています。
ともあれ、わたしも、この企画をありがたいと思うのは、教員も、生徒に感謝する思いを、確認できる日だということです。
なお、本校の生徒会顧問のT教諭が、推進力です。いくらでも、喋る人なので、今回は、手短かに、コメントお願いします!
校長 富士晴英
ここ何年か、私にとっての秋の風物詩は、十五夜でもなければ中間考査でもなく、この「教師の日」でした。
思い起こせば3年前、一般社団法人「教師の日」普及委員会の代表理事の松田氏とお会いして、「教師の日」にかける熱い想いを聞いたことがその始まりでした。
さて、まずは「教師の日」とは何ぞや?、というのを簡単にではありますが説明させていただきます。
実は世界の多くの国では、(必ずしも学校には限らず)先生に感謝する日として「教師の日」が定められています。例えば中国では9月10日を「教師節」として先生への感謝を様々な形で伝えると言いますし、アメリカでは5月の第一火曜日を「Teacher Appreciation Day」とし、その週の月曜日から金曜日までをTeacher Appreciation Weekとしてお祝いしているようです。
しかし日本では、現在までに「教師の日」は制定されていません。(日本の先生は大変だっていう記事とかがたくさんあるのに苦笑)
このような状況の中で、日本でも「教師の日」を制定すべく活動させているのが一般社団法人「教師の日」普及委員会さんであり、宝仙学園もその一端を担わせていただいております。
実は私自身、大学生の時に「日本全国で教育分野で頑張っている学校や先生、あるいは企業さんのもとに取材に出かけて、その記事を書く」という活動のお手伝いをしていたことがあり、「頑張っている先生」を応援するこの取り組みには強く共感しました。
松田氏の言葉を借りれば、「小さな『ありがとう』の積み重ねで、日本の教育であったり、学校現場、子どもたちの教育環境が良くなる」ことは、大いにありえると思います。
かくいう私も、5年ほど前ですか、教え子から「私の授業が面白いので、私と同じ大学に行って勉強してみたい」と言われたことがあります。
おそらくその教え子はそんなことを言ったことなど覚えていないと思いますが、実はその一言が、私が今でも教員をやっている原動力の一部であります。
そして私はこの先も、その言葉を胸に(時にはそれにすがって)教員を続けていくのかな、と思っていたりもします。
そんなこんなで、私は今年も、「教師の日」の普及の一助となればと思い、中学生徒会とともにこのイベントを仕掛けたのでした。
(生徒目線の感想は、後日中学生徒会長が「生徒ブログ」向けに書いてくれるかと思います。)
この「教師の日」の取組みは、「○○で、教師の日っていうのを見たのですが……」という問い合わせから、現在進行形で広がっているといいます。
興味を持たれた方は、ぜひとも一般社団法人「教師の日」普及委員会(http://japan-teachers-week.jp/)さんに連絡してみて下さいね。
生徒会顧問 辻本真也
当日、1Eに撮影に行かせていただきましたが、何より印象的だったのが担任の先生の嬉しそうな顔でした!クラスの生徒から感謝の言葉と花束をもらえるのは、実は卒業式くらいかもしれません。普段は「感謝の気持ちをしっかり相手に伝えるように!」と言る教員側がいざ「ありがとうございます」と言われると恥ずかしくなってしまうのかもしれません。朝からやさしい気持ちになりました。
今回の取り組みは東京新聞の記事にしていただいております。
是非、記事も合わせてご確認ください。
入試広報部 氷室 薫