去年の今頃は、シンガポールで現地入試をしていたんだなと、ふと、気がつきました。
今年は、在校生の海外研修も行えない状況が続いています。もちろん、現地入試や現地説明会をリアルでおこなう状況にありません。
これではいけないと思い、今年は、5月に最初の海外在住生向けオンライン説明会をおこないました。受験生と帰国入試をおこなう学校とをつないでくれる会社や塾のオンライン説明会にも、積極的に参加するようにしています。
視聴者からの質問に接して感じるのは、国内の受験生・保護者より、切迫しているということです。言うまでもなく、情報をオンラインでしか取れないということが、その最大の原因だと思います。
せめて、オンラインであっても、学校の雰囲気を知ってもらうためには、どうしたらいいか。わたしたちが考えているのは、できるだけ、Q&Aの時間をとることです。得たい情報を確認し、それに対して、率直にこたえるということです。
そもそも、「理数インター」のインターは、interactionのインターです。双方向性や相互作用という意味ですね。せっかくアクセスしてくださった視聴者のみなさんには、互いに望んでいる方向性を確認のうえで、受験というご縁がつくれればと思います。
海外在住生入試については、かねてからskypeという方法をとってきた実績が、本校にはあります。 コロナ禍の前に、そもそも入試というのは、有為な人材のスカウトなのだから、入試の名称を、skype入試から、「世界スカウト入試」に変えることに決めていました。
海外在住生のみなさん!帰国時期にかかわらず、本校には、「世界スカウト入試」があります。「学習歴」に基づくプレゼンテーションを、オンラインで披露していただく入試です。今年も、多様な学習歴を持つ受験生にオンラインでお会いできることが楽しみです!
校長 富士晴英