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凱風快晴(校長with広報室blog)第98回『仲間と本を書きました。』

2020/7/20

 そもそも、本を書くことになったのは、ケーブルテレビに出演したときの対談番組が、YouTubeにアップされていたことがきっかけでした。
 そこで問われるままに話した教育や学校についての話を、今度は自分から書いてみたらどうだろうかということだったと思います。

 とはいえ、新書1冊分の分量を書くことは、わたしの手に余るし、そもそも教育や学校を語るというのは、当事者間の双方向性が前提だと思っていたので、いかに仲間を巻き込むかということが、私の場合は、重要でした。

 仲間というのは、まずは職場の教職員たちと生徒たちということになります。彼ら彼女らとの日常の学校生活をとおして、感じたことや考えたこと、試みたことや試みてみたいことを、いっしょに書いたり話したりする仲間に協力してもらうことが必要でした。

 結果として、文章を寄せてくれたのが、教員4人と卒業生2人。各種雑談会に応じてくれた生徒は、中学1年生から高校3年生までの生徒多数。この本では日の目を見なかった雑談会もいくつかありましたし、教職員たちとのやり取りもいくつもありました。

 こうしたつくりの本は、執筆者である教員や卒業生や雑談会に参加してくれた生徒だけでなく、そこに至る人間関係や信頼関係が大切なので、名前が出てこなくても協力してくれる仲間がいなければ、とうていかたちをなさなかったと思います。

 そういう役割を引き受けていただいたかたがたも含めて、あらためて、仲間たちに感謝します。
 読者のみなさんと、景気よく、出版パーティーでも打ちたいところですが、それはしばらくできそうにないので、しばらくお待ちください。

                                校長  富士晴英

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