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凱風快晴(校長with広報室blog)第57回「こういう春休みもあるのか…」

2020/3/27

2011年の東日本大震災。3月11日でした。
女子部の卒業式は終え、理数インターは、まだ卒業生が出ていない時代。
14時46分。出張先でした。
徒歩で学校に帰るときも、地面が揺れていました。
帰ったら、生徒たちがたくさんいました。
教員たちと、夜通し、今、何をしたらいいのかを話し合って過ごしました。

それから9年。
学年末試験を終えたばかりの女子部。
始まる直前だった理数インター。突然の休校事態。
変わらないのは、教員たちとの、今、何をしたらいいのかという話し合いです。
違うのは、正常化するタイミングがわからないことです。

あの時は、全校生徒で修了式も行えた。
せめてもの長い黙とうができた。
そして、被災者のかたがたにがんばれなんて言えないが、君たちには、あらためて、がんばれと言うぞと話したことを覚えています。

ひるがえって、いま、生徒たちは、どんな長い「春休み」を過ごしているのだろうかということです。
休校中ながら、女子部・理数インター高等部・中等部の3つの卒業式と、理数インター新6年生のクラス開きを行いました。
安全安心の範囲でできたと思います。
それよりもなによりも、生徒たちの楽しそうなことよ!
われわれは、全日制普通科のフツーの学校であるので、フツーの学校生活が奪われてしまうことは、生徒も教員も、悲しい。
新年度が予定通りに、開始されることを祈っています。

校長 富士晴英

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