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凱風快晴(校長with広報室blog)第40回「『AERA』の取材で話したこと。」

2020/1/20

校長blog「『AERA』の取材で話したこと。」

1月20日発行の『AERA』最新号に、富士校長のインタビュー記事が掲載されました。

記者の方から内容確認が事前にありました。

それが、以下です。


(AERA記者のメモ)
適正検査型を「公立一貫型入試」として、12年前にいち早く取り入れたのが宝仙学園中高共学部理数インター(中野区)だ。導入の理由を、富士晴英校長は「面白いとおもったから」と話す。
「詰め込みの知識ではなく、その生徒が持っている読書歴、家庭環境、人間関係、習い事などから吸収した学習歴を見ることができるのが、魅力的でした」
 狙い通り個性豊かなユニークな生徒が集まり、初年度は一桁だった入学者が19年度は118人と、全入学者数の半分を占めるようになった。
「もちろん塾に3年間通って勉強することも無駄ではありません。4科を学ぶという練習は、貴重な体験です。ただ、そういう生徒だけを集めると学校が均一化してしまう。学校はいろいろな特色のある生徒がいて、お互いの個性を尊重し合う場。学力を比較すると、入学当初は4科の生徒と知識の差がありますが、入学後しばらくたつと全く差を感じなくなります」(富士校長)

 初年度の公立一貫型入試で進学した生徒のなかには、惜しくも東京大には届かなかったものの、慶應大理工学部に進学した生徒もいるという。同校ではその後も「入試理数インター」、「AAA(世界標準)入試」など、新タイプの入試を導入。20年度は新しく「読書プレゼン入試」を新設し、合計で10種類の入試を展開する。
「自分自身を発信できる生徒がほしいですね。読書でもスポーツでも、自分にとってどれだけ価値があることなのか、夢中になって話す生徒って楽しいじゃないですか。中学受験を、塾で訓練を受けた子どもだけの、特別なものにしたくありません」(富士校長)

宝仙理数インターの富士校長は「大学センターや共通テストは廃止して、大学が独自に入試を行った方がいい」と提言する。「教育自体が変わっていく中で、入試のあり方も変わるべき。入試改革は大学よりも中学の方が進んでいる」と話す。


公立中高一貫校特集ということですが、このタイプの入試を最も早く導入した私立中学として、インタビューを受けました。
内容的には、以前、本校の多様な入試を紹介していただいたときと、同様のものです
記事を拝見すると、他校の取材も含めて構成されています。
ですので、私の話したことが、分散しています。私の発言だけをまとめて読むには、上記の内容確認がわかりやすくなっています。ご参考まで。

校長 富士 晴英


今回のインタビューでは適性検査タイプの入試で、都内でもっとも多い受験生と入学者がいるということから話はスタートしました。
その後、本校のオリジナル入試についても興味を持っていただき、様々な入試方法で入学した生徒が入学後どのように成長していくのかというところまで話が広がりました。
2020年度入試は読書プレゼン入試を新規追加しましたので、読書好きの皆さんの出願お待ちしています。
インタビュー後半では、大学入試の話題になりました。AERA記者のメモをお読みになった方で共通テストを廃止した方がよいという意見に、少し乱暴だなと思われる方がいたかもしれません。
学校長は各大学(特に私大)が自校にあった個性的なアドミッションポリシーのもと、それぞれ独自の入学試験を実施することが私学の文化なのではないか?
ということを伝えたかったのであろうと、隣でインタビューを聞いていて思いました。
大学入試は混乱していますが、本校は「この入試をしたから、こんな生徒に会うことができた」と言える入試を今後も考えていきたいと思います。

AERAを購入されてお読みになった方は是非ご感想をお聞かせいただければと思います。
中学入試まで2週間をきりましたが、受験生の皆様、体調管理に気を付けて最後まで頑張ってください。

                              教頭・入試広報部長 中野 望

 

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