その3
スマートという英単語、みなさんご存知だと思います。
賢いとか頭がいい、という意味で使われます。
このスマートという言葉には、ブックスマートとストリートスマートという2つの種類があるとアメリカで習いました。
ブックスマートというのは、教科書などの本から知識を得て賢くなった人。
いわゆる机の上での勉強から得た賢さです。
日本人はブックスマートが多いと言われています。
それに対して、ストリートスマートというのは、柔軟性や、様々なシチュエーションでの決断力が高い人などを指します。
これは、経験からくる賢さです。
修学旅行はまさにストリートスマート性を磨ける場所なんじゃないかと思います。
サンフランシスコでの一週間で様々な新しい経験をしたと思います。
英語でコミュニケーションをとるという経験。
来たことのない街を自分たちだけで探索するという経験。
自分たちが「外国人」となって人と接するという経験。
それぞれ良い思い出、失敗した思い出があり、いろんなことを感じたと思います。
こういった経験からくる知恵は、教科書から習うことと同じくらい大事なんじゃないかなと思います。
この修学旅行には、スタンフォード内、ヨセミテの頂上、サンフランシスコ市内などで自由行動の時間がいくつかありました。
その都度、先生方の緊張が張り詰めているのを感じました。
それでも、自由行動などの自発的な行動からしか得られない経験があるからこそ、先生方も生徒を信用して自由行動させているのではないかなと思いました。
十代の感性が豊かな時期にこういった海外に触れるという経験ができるのは本当に恵まれていることだと思います。
今回の修学旅行での経験をただ、楽しかった、怖かった、などの一言で終わりにせず、紙に書くなり、記憶に残して欲しいなと思います。
そして家族や友達、後輩などに教えてあげて欲しいです。
私も是非、9期生のみなさんがどんなことを感じ、学んだのか、次会った時に聞いてみたいです!
卒業生 杉村百花