6月29日、生徒会補欠選挙が行われました。中学校生徒会役員に立候補できるのは、1年生です。
立候補者は、立会演説会で、みんな凛々しくスピーチしてくれました。
結果、2名が当選。
日曜日をはさんだ本日7月1日の朝。
いつものように、正門で挨拶をしていると、当選者たちが、私に話しかけてきました。
選挙運動期間中と同様に、今朝も挨拶をしたいということです。
当選後に、挨拶をすることの意味は、どのように考えているのかな?
と尋ねた私に、「『ありがとうございます。』と、言いたくて…」ということでした。
すっかり感心した私との3ショットを、中学校教頭の塩沢先生に撮っていただいたしだいです。
この子たちは、入学して3ヶ月という時点で、生徒会役員になることが目的ではなく、役員になった後、生徒たちの協力なしには自分の公約は実現しないということを知っているのだろうか…
あっぱれ!である。
この子たちの立候補の辞をご覧あれ。
私はアメリカで四年間住んでいた経験があるからです。アメリカでは何事も前向きに考え、差別せずに全部の意見を取り入れる事が求められてきました。現地の学校へ行き、それを学び、日本へ帰ってきました。もし、私が役員になったら、まず、何事も明るく取り組む学校、また、ダイバーシティを認める学校、すなわち色々なアイデアを認める学校にしていきたいです。もしA君、B君、Cさんで合唱をやるとき、Aくんはシャイなので恥ずかしくて声が出せません。こういう時、「Aはダメだな」と考えるのは暗く心が狭い、いわばダイバーシティを認めていない人です。こういう時、「Aも練習すれば上手くなるよ!」と考えるのがダイバーシティを認める明るい人です。今挙げた明るい、ダイバーシティを認める学校というのが役員になった時やりたい事です。(K君)
私は、自クラスをすごしやすく、もっとよりよくするために、学級委員に立候補しまししたが、落選してしまいました。ですが、生徒会に入ることで自クラスだけでなく、学校全体をよりよくできると考えたので立候補しました。(W君)
本当に、あっぱれ!である。
校長 富士晴英