本校では有料の取材広告記事ではなく、純粋に本校を取材していただいた記事を紹介しています。
今回は新聞に掲載された記事についてご紹介いたします。
それぞれ3月に紹介された記事について、英語科主任の對馬教諭と富士校長が補足やコメントをしてくれています。
一歩ずつ前に進む本校が評価されての記事だと思いますのでご覧ください。
【読売新聞記事補足】
英語の授業というと教室で机に座って受けるイメージですが、じつは英語は体育や音楽と同じく実技科目です。授業で先生の話を聞いているだけでは運動(競技)はできるようにはなりません。ましてやその競技を絶対に好きにはなりません。英語も同じです。毎日体を動かすことが大切です。使うのは目と口と耳と手。特に中学生のうちは、たくさん英語を聴いたり、声に出したりする練習が必要です。英語を正しく声に出して読めない人は、リスニング力(英語を聴き取る力)も読解力(英語を読んで理解する力)も低くなります。スポーツと同じで、月に一度まとめて勉強する、というのでは効果ないと言っても過言ではありません。毎日少しずつの積み重ねが大事で、3年間、6年間、コツコツ続けるとすごい力になるのです。本校の中学では、教科書の音源を繰り返し聴き、音読練習を習慣とします。聴こえた通りにそのまま真似してみること、これを中1から徹底します。何度も繰り返し読んでいるうちに本文を全部覚えることができます。ただし、今まではそれを教員が評価したり、学習者である生徒が自分の成長度合いを確認するには手間がかかり、大変でした。その理由は音声を残すこと、音読の可視化が容易ではなかったからです。
ところが、今は違います。タブレットがあります。教科書の音源はデータで配信、当然CDプレーヤーは不要です。いつでもどこでも多聴ができるわけです。また真似ができているのかを確認できるのが音声入力機能です。これを利用することで、自分の発音が良さ(悪さ)も可視化できます。生徒は自分の発音した通りに英文が入力されるまでタブレットに繰り返し繰り返し音読(音声入力)をします。真似をする大切さを痛感するのです。余談ですが面白いのは、生徒はタブレットは小声では認識しないと思うようで、大きな声で読むという副産物もあります。さらにクリック一つで音読したデータも苦労無しに録音することができます。この音源データの提出により教員は生徒の成長を年間を通して確認できます。また、自分の発音はどのように他者に聞こえるのかを聞くことができるのも英語上達に一役買っています。もちろんこれだけでは、英語がペラペラになることはあり得ません。しかしながら英語が上達する素地をつくるのは確かです。その結果、英語を好きになるのです。つまらない反復練習を楽しいものにできるタブレット。成果を有形にするタブレット。これを使わない手はありません。
英語科主任 對馬 洋介
「先生!今朝の朝日に、宝仙載ってたよ。」と、この記事の存在を教えてくださったのが、学校近隣の方でした。
さまざまな学習歴を持つ12歳に受験機会を提供したいというのが、「日本一入試方法が多い中学校」である私たちの意図です。
多様性を中学入試から実行したい。活力ある学校にして、主体的に生きる生徒になってほしいという趣旨です。
校長 富士晴英
入試広報部長 中野 望