本日お花祭りを行いました。 お花祭りは潅仏会とも呼ばれ、お釈迦様がお生まれになった日を祝う催しです。
お釈迦様は、約2500年前にインド・ネパール国境付近のシャカ族の王子として誕生しましたが、その後出家されました。
遥か遠い地でお釈迦様が説いた教えは 長い時間をかけて主に2つのルートを経由して日本に伝わり、私たちの生活の中に今なお根付いています。
在校生においては、普段、仏教や宗教について深く考えることは少ないかもしれません。
本校では年に5回程仏教行事をおこなっていますが、行事の中で知見を広め、日本文化を知り、豊かな情操を育んでいってほしいと思います。
午前中は本校の、午後は仏教主義学校連盟の花まつりをおこないました。
当番校となった関係から、他校の教職員や生徒に、あいさつをさせていただきました。
その要旨を紹介します。
校長 富士晴英
~第55回花まつりにあたって~
仏教主義学校連盟のみなさん。本日は、参加校のみなさんとごいっしょに、花祭りの式典を挙行できることを、お喜びいたします。
私は、この数年、この式典に参加させていただいて実感することは、学校によってさまざまなお祝いの仕方があるものだという多様性と、その多様性のなかに存在する共通性です。
共通性とは、合掌に象徴される祈りのかたちです。感謝の心や平和を願う気持ちというものだと思いますが、それが、言葉ではなく、より原初的なかたちで伝わりあうところが、よりすばらしいと思います。
そして、私が、素敵だと思うのが、式典後の清興です。昨年は、吹奏楽部参加校による合同演奏でした。ハーモニーは、日本語に訳すと、調和ということになるのでしょうが、それは、他者を知ろうとする思いがなければ、成立しない概念ではないでしょうか。
今年は、本校の吹奏楽部とダンス部のハーモニーです。どうぞお楽しみください。
仏教主義学校連盟会 会長 富士晴英