中学生への期待は、「明るく、楽しく、一生懸命」です。
では、高校生には。「自己ベストの更新」です。
12月になって、理数インター6年(高校3年)担任団が、例年のように、進学カンファレンスを、他学年教職員に、公開しました。
1回目4時間強。2回目2時間。
一人ひとりの志望校の検討会です。
立ち会えた時間で確認したこと。
成績状況に加え、個々のパーソナリティやメンタリティーを配慮している。
つまり、個々に、課題の優先順位を策定しているだけでなく、それを、どのように伝えるかということまで、打ち合わせている。
さらに言えば、誰が、どのタイミングで、どんな言葉をかけたらいいかを、シェアしようとしている。
場合によっては、時間の枠を取り払って、このままで納得がいくのかと、踏み込む。
場合によっては、あえて距離を置く。
これらの方法は、生徒との信頼関係がなければできないと感じた。
確信したことは、受験学年の担任は、一人ひとりの自己ベストの更新だけを考えてくれている。
それでいいし、現場の教員の魂は、そこに尽きる。
目の前の受験生の可能性を信じて、最善を尽くしてもらえるように、支援するのみ。
それにしても、いよいよ受験校を決めていくにあたって準備を整えるまでに、要した時間とかけた思い…
いろいろなことがあって、それを忍んで、この仕事をやり切る。
受験学年の担任団は、一人ひとりが、プロフェッショナルだなと、あらためて、思いました。
最後に。7期生よ。いろいろなことがあったな。
今や、立派に、大学受験生になった君たちを、感慨深く思います。
自己ベストの更新。それだけを、考えてほしい。
人と比べられる必要はない。
人と比べる必要もない。
自己ベストの更新。
そのための進路支援を、われわれは、したいと思っています。
宝仙学園中学・高等学校
校長 富士晴英