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不如楽之者(校長with広報室blog)第57回「校長with広報室&図書室blog」

2018/11/29

かねて、図書室は、本に関心を持つひとたちを、媒体する情報発信をしてくれると、ありがたいと思っていました。
互いの関心を知ることを通して、他者と協働するチャンスが増えるからです。 また、図書室は、なにより、本好きの生徒たちにとって、居心地のいい場であってほしい。
そこに行けば、本に関する話なら、何を話しても大丈夫。
そんな時間が持てると、本に関すること以外のことも、何でも話せるようになるので。
本校には、学校図書室に対するそんな期待を話し合える図書館司書がいます。
星川さん。
もちろん、「知的で開放的な広場」と図書室。というテーマである必要はありませんよ。
本校の図書館司書は、たった一人です。
温かい目で、お読みください。

校長  富士晴英


図書館を「知的で開放的な広場」にしていきましょう!本校に着任した日、校長先生からいただいた目標、課題を念頭に置きながら、日々図書室業務に取り組んでいます。 でもよく生徒の皆さんから、「図書室の仕事って何してるんですか?」と質問されます。 一般的には「読書センター」「学習センター」「情報センター」としての役割や仕事内容をお伝えすべきなのでしょうが、ここでは図書室の日常の様子をお伝えしたいと思います。

  

生徒利用の多い時間帯は昼休み、放課後です。
12 時を過ぎる頃、女子部の昼休みには図書委員、Ⅰ、Ⅱ年生、合わせて 3~4 名、多い時には 10 名以上来館しています。 学年やクラス、所属の部活動が違っても、時には一緒に雑誌を見たり、趣味の話しをしたり、昼休み終了の 10 分前ぐらいまで、(私も一緒に)和やかに過ごしています。 12 時半、共学部の昼休みになると、中学生、高校生が次々と来館し始め、1 時過ぎには、結構な生徒が集まってきます。
イツメン(いつものメンバーであるが、必ずしも同じではない)のメンバーはカウンター付近に集まり、何気なく出た話題から様々な話しをしています。

  

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私が赴任した 2 年前、静かに室内に入り、昼休み終了近くまで一人で過ごしている生徒もいました。 少し教室から離れて過ごしたい!友達と関わりが持てない!でも誰かと話しがしたい!学年、クラスの関わりがないからこそ、自分を開放できる場として利用する生徒はいると思います。

  
イツメンは、生徒を誰も拒むことなく接するため、自然と場の雰囲気も穏やかなものになり、部活動とも違う良好な対人関係を築いています。
個々の思いや感じたことをコミュニケーションし、癒されて教室に戻る生徒も多いのではないかと思います。
書物は生徒の成長に欠かすことのできないものであると思います。

そして学校司書は書物や場を提供するだけでなく、生徒と共に学び成長(気付き、発見)していくことが大切だと考えています。
生徒と共に過ごす時間を有意義に、今後の業務をさらに充実させていきたいと思います。

 

学校司書 星川 弘恵

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