日本一入試方法の多い中学校を自任する本校が、次年度入試でまたまた新設した入試方法が2種類あります。
ひとつは、AAA入試。
もうひとつが、本日ご紹介する新4科入試です。
4科入試の準備をしている中学受験生は、何年もかけて通塾し、国語・算数・理科・社会の受験カリキュラムをまんべんなく学びます。
これは、たいへん時間と労力を要する仕事です。
遊びたい盛りの小学生が、この仕事に取り組んでいること自体、誰にでもできることではないし、この仕事を通して得られたことを、自信につなげてほしいと、切に思います。
そこで登場したのが、宝仙理数インターの新4科入試です。
せっかく4科を勉強してきた受験生なので、誰もが親しめるリード文を読んでもらい、中学受験生の共感や想像力を引き出せるような設問を、4科の作問チームが準備するような入試問題をつくってほしい、というのが、私からのリクエストでした。
そして、ついにサンプル問題が!
教科「理数インター」設置、リベラルアーツ入試設置等、校長の無茶振りを受け止めてきた、我が教員たちが、これでどうだと返してくれた仕事ということになります。
※A4判で問題が順番に来るようになっています。
※冊子形式で印刷をすると、国語の問題が右から読めるようになっています。
いかがですか。
なんと言っても、問題用紙の表紙にある、
「理数インターの新しい試みです。楽しんで解答してください。」というコメントが最高ですね。
緊張感の中にも、自然体の反応があってこそ、持ち合わせているよさは、出せると思っていなければ、こういう言葉には、お目にかかれません。
内容や形式については、ともあれ、ご覧ください。
そして、なにより、お楽しみください。
ちなみに、私が一読後に、作問チームに捧げたコメントは、以下のとおりです。
国語。リード文。
バカリズムみたいで、いいですね。
社会。冨田くん。
不敬罪には、あたらないです。
理科。なんちゃって対話。
微笑ましい。
算数。さっぱり感。
胃もたれなし。
わざとらしさのない、本校らしい、いいチームの仕事です。
敬意を表したいと思います。
富士晴英