12月2日(土)3日(日)の2日間、国際ロボット展に併催された『International Robot High School 2017』という世界各国の高校生達がロボットについて調査し、発表する場に出席しました。
日本からは6校29名、海外からはブラジル、メキシコ、中国、シンガポール、アメリカ、韓国、フィリピンの7校85名の高校生が参加していました。事前に提示された3つの課題の中から1つを選び、調べ学習を行い、1日目に国際ロボット展で取材した内容を盛り込んで発表資料を作成し、2日目に各校13分の持ち時間の中で発表しました。
私は3つの課題の中から「ロボットの最新技術」を選び、その中で、自分が研究している二足歩行ロボットの歴史と最先端技術、そして今後の展望について自分の経験を交えてプレゼンテーションを行い、Best Study Report Awardを受賞することができました。13校の中で、唯一1人での参加だったため、仕事量も多く、途中で心折れそうになる瞬間もありましたが、その分、受賞した時の喜びや達成感は大きいものでした。
受賞後、他の参加者達から「おめでとう!」と声をかけてもらったことも印象に残りました。
海外の参加者達は、私が受賞した時に大きな歓声をあげて盛り上げてくれたり、発表のどこが良かったか、自分はどこが気に入ったかなどを積極的に話しかけてきてくれたりして、とても嬉しく感じました。また、これをきっかけに関係を深めることもできました。特にメキシコの参加者達とはSNSで大会後も連絡を取り合う仲になりました。
日本人は恥ずかしさが先に立ってなかなかストレートに表現することは苦手ですが、この部分は自分も含め、見習うべき行動だと思いました。
国際ロボット展に出展している企業の方への取材では、自分の予想と全く異なった回答もあり、未来のロボット像について改めて考えるきっかけになりました。そして、同じ興味や目的を持った世界中の高校生達との交流は、いつかまたどこかの世界規模の大会で再会したいとの思いから今後の研究への大きなモチベーションにもなりました。
校外活動にも関わらず、いつも全力で応援・協力してくださる先生方に感謝しています。
今後も精力的に研究を続けていきます。
International Robot High School 2017
共学部 理数インター 高1 Saito Takeru