理数インターの6年生は、先月末、「卒業試験」を終えました。
すでに、冬期講習に入っています。
5年生までと、女子部は、今日、2学期末試験を終えました。
両方の終業式の日程を縫って、表題の催しを、図書室で行います。
第1回は、言い出しっぺの私。
そもそも、どこに居場所を見つけるかという課題が、万人にあります。
中高生の場合、例えば、部活。
例えば、図書室。
(さすがに、校長室という生徒は…。本校の場合、教員にはいますが…。)
ともあれ、本が好き。という生徒と、対話する機会を持ちたいと思いました。
そのためには、私の読書体験をさらさなければなりません。
この程度の校長先生なら、安心してお喋りできると、一人でも多くの生徒に感じてほしいので。
で、これです。
「君たちはどう生きるか」。
今年、漫画版がブレイクしていると聞きました。
さらに、著名監督によって、映画(アニメ)化される計画が進行しているとか。
率直にいって、驚いています。
なにせ、1937年刊行の本ですから。
80年前の本ですよ。
でも、それを機に、原作への注目が高まり、吉野源三郎という著者のメッセージを、 今、現在、人生を葛藤しつつある少年少女が、どう読むのか、という関心が、私にはあります。
どんな場になるのか、楽しみです。
さて、そもそも、生徒は、来てくれるのでしょうか。
理数インター3年生 F.K.さんの作品です。
宝仙学園中学・高等学校
校長 富士晴英