今年も夏休みが終わりました。
中学生になって初めての夏休みでしたが、そのほとんどを部活に費やす
とても充実した夏休みでした。
さて、夏休み付きもの「宿題」に関してです。
この学校独自の教科『理数インター』にも宿題はあります。
その名も『発見メモ』です。
発見メモの内容は、「1日一つ何か発見をする」です。
この宿題には、答えはありません。(理数インターの醍醐味ですね)
例えば、「のびをすると集中できる」「自分は小指が長い」ext.
生きていれば何か必ず発見があるはずです。
それを、字に書き出し、可視化すると
また新たな発見があるかもしれませんね。
理数インター 中1 K.Tくん
中1では、夏休みの課題で発見メモを生徒たちに挑戦してもらいました。
そもそも、この課題はデンマークの夏休みの宿題からのアイディアです。
発想というものは普段のなにげない生活の「気づき」から生まれるものと私は考えています。
せっかくの夏休み学校と家の往復の他にも部活動での先輩後輩関係からからでてくる気づき、旅先での気づき、家族間での気づき、自然に目を向ける気づき。これらの要素から多くの気づき=発見を書き留めておけば今後の授業、大げさに言うと人生にも生かすことができるのではないかと思いこの課題を出しました。
課題のルールとしては発見を毎日1つみつけて書く。もちろん、発見がないときもあるので発見がない日は「発見なし」という発見をしたということで「発見なし」と書くです。
9月に入り理数インターの授業でシェアしましたが、私からは想像もつかない発見がたくさんあり、びっくりしています。ためになる発見をした生徒もいました。その発見をなぜそうなるのだろう?どうしてだろう?と追究してもらえたらと思います。
課題を提出してもらい目を通したのですが、面白いことに比較的多かったのは、セミのことでした。
夏休みの始めは「セミがなかない。どうしたんだろう。」と書いていて、「セミが鳴き始めた。よかった。」そして最終的には「セミがうるさい。」という内容で。。。
どうやら、セミから学ぶこともたくさんあったようです。
生徒たちの発想を生かし、また自らが発見を追究できる授業にしていくことが私の気づきと挑戦です。
教科「理数インター」中1担当 石黒絵理