今日の午後はバディと一緒にクッキングのクラスに参加しました。
作るのはピザ。生地をこねるところから始めます。先生が質問をしながら、生地の大きさや厚み、トッピングなどの好みを聞いていきます。
グループごとに決めた具材を使ってピザ作りのスタート。
途中、先生が中庭のガーデンに連れて行って下さり、植わっているハーブの説明もしてもらいました。セージ、ローズマリー、タイム、パセリにコリアンダー。実際に千切って香りを嗅ぎ、どれをトッピングにするかを決めるのです。家庭菜園の野菜やハーブが台所に並ぶのはニュージーランドでは日常のこと、という話に頷きつつも羨ましくなりました。
Kiwi husband という言葉があるほど、こちらの男性は家事に積極的です。バディの男の子たちもご多分にもれず、手際の良いこと。家でも手伝いをしていることがよく分かります。一方、うちの生徒たちは…
ピザは美味しくオーブンで焼き上がりました。その間、片付けをしているときにも意外な発見が。こちらでは食器を洗う時に一つずつを流水で洗うのでなく、流しにお湯をため、そこに食器を浸して洗います。洗剤がついたままの食器をお湯から取り出し、タオルで拭いて終わりです。お湯ですすぐことをしません。えっ、と思ってしまいますが、水が貴重なこの国ならではの工夫なのです。
こんなところにも異文化理解のきっかけが隠れているのです。
右田 邦雄 (共学部 高等部教頭)