その教育の一つとして、全国で4校の初等・中等教育の実践が紹介されました。
そのうちのひとつが、わが教科「理数インター」というわけです。
プロのカメラマンが5回にわたって授業を追跡し、まとめたビデオが紹介されました。
5分程度ですが、身内の私から見ると、今年度から中学に新設した教科に、一生懸命に、かつ、楽しそうに取り組む1年生の姿を、一般のオーディエンスとともに観ることができ、感慨深いものでした。
ところが。大学教員等からなるパネリストの中には、「人工知能の時代を前になすべき教育」とは評価されない方もいらっしゃって、発言を聞いているうちに、生徒の一生懸命さだけでも守りたいという気持ちが募ってきました。
そのとき、司会のNHK解説委員の方が、会場からの声を求めたのです。
チャンス到来。
挙手し、発言しました。
中等教育の出発段階にあたって、一番大切なのは、自己肯定感であり、自分意見を聞いてくれる場と他の意見を聞く場を、授業の中でしっかりつくることが、どんな時代を前にしても大切なことだ。という意見を述べました。
編集過程で、パネリストと私の発言のくだりは外れたようですが、自分の意見は、名乗って堂々と述べようと、生徒に話している以上、悔いはありません。
そんなことより、このblogを読んでくださったみなさんは、是非、この番組を見てください。
本校中学1年生の飾り気のない率直な姿を確認できますから。
放送は、25日(土)午後2時~3時。NHK Eテレ「TVシンポジウム」です。
2017年2月18日
宝仙学園中学・高等学校
校長 富士 晴英